高血圧で運動を制限しなければならない場合

基本的に高血圧になった場合には、適度な運動を行なうことによって血圧を下げることが求められます。血圧はさほど高くなければ薬を使わずに、運動と食事だけで下げることができます。適度な運動はむしろ心臓や肺の働きを向上させるため、血液の循環を促して、継続して行なうことによって体の色々な機能が鍛えられることができるため肥満や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病に対しても良い影響があるため推奨されています。
しかし、場合によっては制限をしなければならないこともあります。運動療法が適応されるのは血圧値が中等症以下の心血管合併症のない人が対象です。それ以外の制限される場合としては180/105mmHg以上の重症高血圧の人や心不全、虚血性心疾患、心室性不整脈などの心血管病がある場合、腎不全などの腎機能障害がある人などは制限あるいは禁止などされます。
効果が大きいとされているのは、軽症の人で薬の減量や中止も期待することができます。これは年齢に関係なく効果が期待できます。
しかし、運動だけでは高血圧の原因となっている肥満を改善することは難しいとされています。
運動のほかにも、栄養バランスが良く食塩の摂取を抑えた食事療法を同時に行なっていく必要があります。減量をする場合、栄養バランスの悪い食事は逆に肥満となる原因となってしまいます。そのため、タンパク質やミネラル、ビタミンなどの栄養をバランスよく取っていき標準体重を目指すことが大切です。
また、一日三食規則正しく、満腹になるまで食べずに腹八分目を心がけることで胃腸にも負担をかけずにすみます。
早めに血圧を改善できるような運動や食事をすることによって、運動を制限することなく生活をすることができるようになります。

本態性高血圧でもむくみやすくなる

慢性的なむくみを感じている人は、本態性高血圧の恐れがあります。これは何が原因で高血圧になっているか分からない病気ですが、一般的に遺伝子と加齢、生活習慣などが複雑に関係しているので、単一の病原を特定できない時に診断されます。健康診断や他の病気の検査で血圧を測れば、正常値ではないのですぐに分かります。この状態を放置するとむくみが治らないだけでなく、心臓への負担が増えて血管が硬くなり、脳卒中や虚血性心疾患などを引き起こすことがあります。多くの人30代~40代で発症し、高齢者の70%がかかるとされます。血圧は血管に血液を送る圧力と、血液の流れやすさを示しています。血液を送り出す圧力とは心臓のポンプ作用のことで心拍出量と呼ばれ、血液の流れやすさのことを末梢血管抵抗と言います。本態性高血圧の人の多くが末梢血管抵抗が高いです。末梢血管抵抗は動脈硬化などで血液がドロドロになることで高くなるので、生活習慣を変えることがむくみなどの症状を改善するのに効果的です。食塩に含まれるナトリウムは、人間の体に必要な栄養素です。ナトリウムは一定量が血液に含まれることで血圧を維持しています。この血液中のナトリウム量をコントロールするのが腎臓です。腎臓は水分やナトリウムが過剰になると排泄することで機能を維持していますが、過敏に反応することも本態性の特徴です。症状が軽い人は有酸素運動を取り入れたり、塩分を減らした食生活を指導されたりします。また降圧剤を使った治療法も行います。原因が分からないとされるものの中には、医師の前になると緊張する白衣性高血圧のことがあるため、数日間血圧を測定してホルモン検査など詳しく検査する必要があります。